想像ラジオ

図書館に予約を入れて5ヶ月待ちで、ようやく私の手元に。
多くの人がこの優しい小説を読みたがっていることが嬉しく思えます。

吉田所長の全調書が先日、開示されましたが、
「東日本壊滅を意識した。」とありました。
2011年3月14日、現場の責任者はそう感じていたのです。

そんな事は知らずに、超満員の京浜東北線で会社に向かっていました。
恐らく多くの人も不安を感じながら、日常を取り戻そうとしていたはずです。

今があるのは、いくつかの幸運が重なったからかも知れません。
(外資勤務の友人達は大阪、神戸に避難しました。)

それなのに、多くの人がもう無かったことにするかのようです。

————————————-

この小説の印象的なセンテンス。

「あなたは感受性だけが強くて、想像力が足りない人なの?」
「それって最悪だね。」

生きているか、死んでいるかは関係ないと思える瞬間。
いつの日にか、そんな瞬間が私にも訪れるかしら。

修行は続きます。

goes on.

2014年09月02日 | Posted in books | | No Comments » 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です