Kテンペスト
原作はシェイクスピアで串田さんのお芝居。
入場直後から驚かせれます。
だって舞台が無いんです。
その上、役者さんたちが普通にお客さん含めて
雑談してるんです。
そろそろ開演時間なのにどうするんだろうと
思いますよ。
きっと。
驚きと緊張を伴って始まりますが
おおいに笑って、楽しめました。
武井卓さんの演技に依るところが大きいと感じます。
このところの卓さんはキレキレです。
本編のストーリーに挟まれる小芝居でも
その魅力が発揮されます。
そして、大きなテーマは「赦し」か。
赦すことからしか、始まらないこともある。
と言うか、赦すしか無いのだとも思う。
そこまでの思考に至るには
苦難に満ちた経験と教養と勇気が
必要なんだと思います。
不寛容で「希薄な自由」が浸透する今の社会で
私たちは「赦す」「赦される」ことが
出来るでしょうか………
2019年05月23日 | Posted in review | | No Comments »
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