長いお別れ

帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。
妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする―。
認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々。

———————————————

この作品の素晴らしさは終盤のアメリカ在住の少年と
彼が通う校長の会話のシーンだと思います。

それまでは、認知症の介護の大変さと
その家族との葛藤を読み続けなければなりません。

はい。

———————————————

認知症でもALSでも癌でも事故でも、
それらを避けれたとしても、長いお別れでなくとも
お別れは必ずやってきます。

みんな準備はできていますか。

自分自身でなくても、大切な誰かとのお別れに。

2017年08月26日 | Posted in books | | No Comments » 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です