永続敗戦論

そもそもは敗戦を終戦に言い換えた欺瞞から始まったと。
だから実のところ永遠に負け続けるのだと。

日本はなぜアメリカにはあんなに卑屈なのに
アジアの国々に対しては傲慢なのかを
この「永続敗戦」というキーワードで解き明かします。

「あとがき」にカール・ヤスパースの引用を使うとは
最後に唸らせます。

戦後から70年。(本来、敗戦70年です、連合国は戦勝70年記念ですから、、、)

中東諸国の信頼(誤解によりますが)も危うくなっています。

一人では世界は変えられませんが、
一人一人が世界に変えられないようにどうすべきか。

まさにこの一点が本書の主旨なのでしょうか。

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じつは敗戦/終戦言い換えは昔から引っかかっていました。
(と言いますか、私が幼少の頃に母が「終戦でなく敗戦なんだよ」と
教えてくれたことを覚えているんですね。)

日本人はこの手の言い換えが得意です。
これからも気をつけないといけません。

2015年01月29日 | Posted in books | | No Comments » 

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