第一次世界大戦
今年で、開戦100年です。
「武器よさらば」/ヘミングウェイや「西部戦線異状なし」/レマルクの
背景をちょっとだけお勉強。
教科書ではサラエボでオーストリアの皇太子暗殺をきっかけにとか
習いましたけど、それだけじゃ全く、分かりませんよね。
しかし、ちゃんと勉強しようとすると分厚い本で、1〜5巻とかなんで、
100周年と言うことでちょうど良い本がでました。
サクッとね。
当時のヨーロッパは現代以上に複雑です。
絶対王政の末期の国、市民革命を達成した国、
産業革命をすでに達成した国、植民地闘争、
民族紛争、宗教紛争、複雑な同盟関係、
そして、共産主義思想の台頭。
その影響が今も残っています。
(顕著な例は中東情勢)
そして、著者のハワードさんはあらゆる戦争の要因を
「政治」「軍部」「国民」と挙げています。
「国民」の熱狂(支持)がない限り戦争は起こらないと
指摘しています。
一般の日本人が戦後に軍部のみ批判していたのは正しくないのです。
ナチスだけのせいにしなかった戦後のドイツの姿勢とは対照的です。
その結果が昨今、日本とドイツ、それぞれの近隣諸国との
友好関係の違いを生んだ一因なのかもしれません。
誰しも塹壕は嫌なはずです。
2014年11月21日 | Posted in books | | No Comments »
コメントを残す