ホテルローヤル
この作品は図書館で半年待ちでした。
装丁も素晴らしく直木賞の効果もあり、まだまだ人気のようです。
やはり、次の人が待っているので、
読みかけ本を横に置き、一気読みしました。
秋のさわやかな空気とは真逆な空気感。
北海道を舞台にした、そんな短編集です。
頭が良くて、スマートな人は1人も出て来ません。
出てくる人々は、なさけなくて、のろまで、やさしくて。
男女の区別はしたくないですが、
なんとなく女性向きの小説のような気がします。
気になるセンテンスを。
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結局男が自分を語った後の決め台詞には「挫折」が使われた。
ーーーこの男はまだ、言っているほど過去に傷を負っていないのではないか。
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このセンテンスはなかなか男性では書けないような気がしました。
2014年10月16日 | Posted in books | | No Comments »
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