ボラード病

オムニバス短編集「10年後のこと」で知った吉村さん。

3.11がなければ、この作品もなかったと思いますが、
震災も原発関連の言葉は一つもありません。

それでも、誰もが3.11を連想するはずです。

静かに恐怖は進行するのですが、
最後の章までが多少退屈かも知れません。

逆にそのせいもあり、最後の章は迫力があります。

私が病気なのか、世界が病気なのか…..

このセンテンスを書くためにこの作品は
存在するような気がします。

2017年05月09日 | Posted in books | | No Comments » 

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