それでも、日本人は戦争を選んだ

タイトルが重そうなんですが、中高生向けの講義なので軽やかさえあります。

日清、日露、WW1、日中、WW2とそれぞれ戦争を選んだ背景を
東大教授の加藤陽子先生が解説していきます。

日本史や世界史の授業は近代はほとんど素通りです。
本来、そこが大事なところなのですけど、
カリキュラムの都合上か、利害関係者が生存しているからか、
教えられることは、ほとんどありません。

なので、この手の本は是非とも、中高生には読ませたくなります。
新たな戦前となりそうな今こそ、私のようなおじさんにも必読だと思います。

なんせ、70代の人々も戦争を知らないんですからね。

また、この本で紹介された中国の胡適さんの「日本切腹、中国介錯論」。

すごいです。

こんな人が日本の外交官か政治家にいたら
日本人は戦争を選ばなかったかも知れません。

最後に嫌な数字をドイツの捕虜収容所で亡くなった米兵の割合は1.2%、
一方、日本の捕虜収容所で亡くなった米兵の割合は37.3%。

この事実にちゃんと向き合わなきゃいけないと思います。

メリー・クリスマス。

2016年12月24日 | Posted in books | | No Comments » 

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