ムーンナイト・ダイバー

だからこそ潜るのだ。誰も潜らないから、
誰かが潜らなければいけないのだと信じる。

3・11から五年目となるフクシマ。

非合法のダイバーは人と町をさらった立入禁止の海に潜降する。
慟哭の夜から圧倒的救済の光さす海へ。
鎮魂と生への祈りをこめた著者の新たな代表作誕生。

…と言う宣伝文句です。

作者は天童荒太さんですからね。

もう間違いありません。

お店の暇な時間に一気読みです。

後半、予想どうり泣かせられるので、
お客さんが来たらどうしようかと
別の緊張感を伴う読書となりました。

「なぜ、あれが起きた…」
「どうして、おれが残った…」

人間が作ったものだと思いますが、
やっぱり「神様」はいた方が良いんです。

「余震」ではなく「地震」の続く熊本を見ていても
そう、感じます。

2016年04月19日 | Posted in books | | No Comments » 

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