帝国以後
1991年のソ連崩壊以降、アメリカが唯一の超大国になったという認識が一般的であった。
そのアメリカの中枢で起きた 911 テロから一年後の 2002年9月、トッドは『帝国以後』を出し、
アメリカも同じ崩壊の道を歩んでおり、衰退しているからこそ世界にとって危険だと述べ、衝撃を与えた。
同書は 28 か国語に訳され、フランスで 12 万部、ドイツで 20 万部を売る世界的なベストセラーとなった。
以上wikiより。
相当、面白いです。
この本はアメリカシステムの崩壊を論じていますが
出産率、内婚率、識字率、家族構成、殺人率、自殺率、
そして文明風土から国際関係を分析していきます。
薄々感じてはいましたが、日本にとってアメリカは遠い。
ヨーロッパ(特にドイツ)の方が日本に近いのです。
アメリカの意見ばかり耳に入る日本にとっては
フランス人によるこのような本は本当ありがたいと思います。
最後の数ページは感動の涙まで出ました。
集団的自衛権もイスラエルのガザ侵攻もウクライナの旅客機墜落も
この本を読む前と読んだ後では見え方が違ってきます。
大袈裟じゃないですよ。
ぜひ、ご一読を。
2014年07月20日 | Posted in books | | No Comments »
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