舟を編む

原作は2012年本屋大賞を獲得し、映像化でも2014年の日本アカデミー賞
作品賞などの主要部門を獲得しています。

これだけ世の中的に認められてる訳ですから、普通に面白いです。
感動の名作って訳ではありませんが、ラストシーンもいい感じでした。

本作は辞書を制作する過程を描いているのですが、15年もかけて作るんですね。
でも私はおそらく15年以上は辞書を使っていません。
本を読んでいて、分からない言葉が出てくるとと傍らにある
iPhoneで、すぐ検索してしまいます。

世の中的にもgoogleやwikiなどのネット利用により
「正しい辞書」が発刊されづらくなっていると思います。

その事が良いかどうかは分かりません。

しかし、このタイミングで辞書の制作編集する過程を
見れたことには良い事のようです。

言葉はその人の考えを表し、行動に繋がる。
その行動が習慣となり人格となる。
その人格が運命となる。

言葉は大切です。

三浦しをん氏もそこが大きな狙いだったのかも知れません。

また、石井監督がこの後撮った「ぼくたちの家族」も好評です。
30歳の若い監督ですが、山田洋次のような「国民的監督」になっていく
予感もあります。

★★★☆☆

2014年06月09日 | Posted in movies | | No Comments » 

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