le passé
邦題は「ある過去の行方」。
いい映画だった「別離」のイラン人監督作品。
オープニングのガラス越しの空港のシーン、
le passéのタイトル掲示、そして、薬局の自動ドアの開閉シーンと
ディテールに魂が宿った素晴らしい作品です。
しかし、劇中に浮かび上がってきた様々な心象・問題は
決着を見ることはありません。
それだからこそ、作品に深みを与えたのかもしれません。
これは見るべき。
振り向き美人さんに元義父が諭すセリフです。
「言いたいか、言いたくないかは問題ではない。」
「ママにとって重要であるか、ないかが問題なんだ。」
本当に繊細な映画です。
★★★★☆
2015年05月31日 | Posted in movies | | No Comments »
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