io sono li

邦題は「ある海辺の詩人-小さなヴェニスで-」というイタリア映画。

イタリアの縫製工場やカフェで働く中国人Li(シングル・マザー)がヒロイン。
年金生活者である元漁師達との交流を描きます。

彼女がなぜ借金を背負い、イタリアで奴隷のように働かなければ
ならないのかといった説明は一切ありません。

その上、その借金がいつ払い終えるかの目処も
劇中の本人にも鑑賞者にも明かされません。

これはシンドイです。
せめて、たとえ遠い先でも期限がわかれば頑張ることもできます。

そのような彼女の厳しい現実とは裏腹に優しい映画でした。

そこにはカタルシスがあったような印象を受けました。
やはり他人の為に思いやれる気持ちが自分自身を
救うことになるんですね。

きっと。

★★★☆☆

2015年02月08日 | Posted in movies | | No Comments » 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です